てんかん発作型分類 側臥位にしての気道確保であり、それが第一だ

てんかん発作型分類

てんかんにはいくつかの分類法がありますが、発作の起こり方(始まりかた)を元に分類した「てんかん発作型分類」を頭に入れておけば十分でしょう。

部分発作

部分発作は、意識消失を伴わないものを“単純発作”、意識消失を伴うものを“複雑部分発作” といいます。

分類

単純発作:意識消失なし、部分けいれん

複雑部分発作:意識消失あり、自動症(意識がないままに単純な動作を続ける)

全般発作

全般発作は、脳全体が一時的に機能を失うため、多くの場合に意識消失を伴います(稀に意識消失がないケースも存在します)。

分類

欠神発作:いわゆる小発作、突然の短い意識消失

強直間代発作:いわゆる大発作

ミオクローヌス発作:短い時間の攣縮性けいれん

“小発作”の特徴

“小発作”の特徴は、非常に短い時間(数秒ほど)の意識消失です。

そのときは口を開けて一点を凝視するような、いわゆる“ぽかん”とした表情をしています。

本人は当然のこと、周りも発作とは気づかないことが多くあります。

この発作は幼少時によく起こるのですが、この発作をみて注意散漫な子どもということで片づけられている場合も少なくありません。

“大発作”の特徴

“大発作”は、脳全体に電気変化が波及し(全般性)、筋肉が硬直(強直)し、律動的(間代)にけいれんを起こす発作です。

一般的なてんかん発作のイメージはこの大発作ではないでしょうか。

急激に全身の筋肉が強直する際、腹筋と肋間筋が締まり、腹膣内圧が上がり空気が一気に押し出されるため、発作時にうめくような叫び声になることがあります。

その後転倒し、次いでけいれんがはじまりまず。

筋強直とけいれんにより呼吸が止まるためチアノーゼが起こりますが、発作は数分で治まります。

多くは脱力後に意識のない状態で、ため息のような声を伴つた大きな呼吸をします。

また、尿•便失禁がみられる場合があります。

発作したらどうすればいいか

発作時は舌を嚙まないようにバイトブロックすべきかということをよく質問されますが、これは事故のもとです。

施術者がケガをしたり、バイトブロックがうまく納まらず患者の口腔や顎や歯を傷つける恐れがあるからです。

発作時にできることは、側臥位にしての気道確保であり、それが第一です。

その他に気をつけることとして、意識が戻った際は筋肉が随意に動きにくく、ふらつくのでしばらく安静にしてもらうことと、傾眠状態にあったり逆に興奮したりすることがあるので、周囲から危険物を取り除くといった安全確保を行うことです。

重積発作へと移行する可能性がありますので、発作から一度回復しても、即、医師に診察を依頼してください。

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