抗てんかん薬を処方するときに必ず伝えたいこと

現在、てんかんを治療する主な方法

少し前でもてんかんの治療といえば精神科で行うのでしたが、現在では小児科や脳外科が協力して治療を行うようになっています。

さらに薬物療法生活指導による治療計画がすすんだことから、症状がよくコントロールされたケースが増えています。

しかしながら重積発作(連続して発作が起こり、けいれんが止まらず意識消失が30分以上続くような発作。

少しの間はとまっえもすぐに次の痙攣が始まる場合を含む)による入院や、身体管理のための入院、精神症状を伴って入院を必要とするケースは、逆に対応が複雑で治療も非常に難しくなっているといえるでしょう。

抗てんかん薬を服用した患者さんの感じ

抗てんかん薬を服用すると、患者さんはどのように感じるのでしよう。

私が担当した患者さんの多くは、個人差は大きいものの、服用をはじめると第一に眠気とだるさを訴えます。

興薄を抑える薬ですから、発作の発端となる部位以外にも作用し、脳全体の活動(神経の興奮)を低下させるために眠気やだるさを感じるのです(副作用の程度と期間には大きな個人差 があります)。

ですので私は、患者さんに抗てん かん薬を服用してもらう際は、こうした不快な症状が起こることをあらかじめよく説明するようにしています。

副作用による用量や種類を変更する

また、副作用が耐え難いほどひどいと感じる場合は用量や種類を変更することもあるので申し出てほしいと伝えます。

その目安としては、
*生活に支障が出るほどの耐え難い眠気
*歩行困難となったり転倒するほどのふらつき
*服用して1か月経っても眠気やだるさが一向に軽減されないなどです。

 

発作する状況

抗てんかん薬は発作を予防してくれるのですが、本人にとっては予防よりも眠気やだるさのほ うが気になってしまうことがあります。

また、発作により意識消失を起こしていると、その怖さや二次的に起こった怪我などを記憶できていない場合もあり、そうなると抗てんかん薬を服用する苦痛のほうが勝り、服用が中断されるというケースがしばしばみられます。

ですから処方する際は、てんかんという病気についてや、服薬の必要性や薬の作用機序までをしっかりと説明しておくことが重要です。

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