発達障害をもつ人への薬物療法は必要かを分析しましょう。

発達障害とは

「発達障害」は大変大きな概念であり、さまざまな障害を含んでいます。この概念は“機能障 害”という観点で考えると理解しやすいはずです。

大多数の人に発現している機能が、身体面・精神面に遅れて発現する、または発現しきれないケースと考えればよいと思います。

一般的には“成長の遅れ”というイメージが強く、そこから精神遅滞のみを指すと思われがちですが、精神科領域で扱う発達障害はそれだけではありません。

大きく分けて、精神遅滞、学習障害、自閉性障害、広汎性発達障害、注意欠陥/多動性障害を扱います。

発達障害に薬物療法は必要か?

最新の脳科学研究でも発達障害の原因は明らかにされていません。しかし原因が明らかでないといっても、今後の研究で発達障害が根治できるような治療法がみつかるかというと、そうした展望に関しても「難しい」といわれています。

現時点で、発達障害の原因として考えられている有力な仮説は、脳神経のネットワークの構築の段階で何らかの問題が生じ、ネットワーク形成不全か発生した結果、障害へと発展するのではないかというものです。

しかしそうなると、現在臨床で用いられている向精神薬は、ネットワーク形成不全を改善させるような働きはもっていないため、発達障害の治療には効果を発揮できないことになってしまいます。

では、発達障害をもつ人に薬物療法は無効なのでしょうか。

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