多くの種類で使用する頻度が高い抗てんかん薬は?

てんかんの薬治療は多剤併用療法の時期が長く続きました。

各薬剤のそれぞれの有効性は、併用することで加算されると信じられていたからです。

現在では単剤または2剤までの薬物療法が一般的です。

てんかん発作の種類によって分類

多くの抗てんかん薬は、てんかん発作の種類によって細分化して適応を決める方法をとっています。

その方法はオーソドックスで確実ですが、解説を読むと適応薬剤は重複する部分が多く、てんかん治療を専門に扱う医師や難治性でんかんでなければ、商法しないような薬剤もあります。

ですから、個々では臨床現場で処方率が高く、かつ有用性の高い薬剤を選んで解説することにしましょう。

現在臨床で使用する頻度が高い抗てんかん薬

私の経験では、以下にあげた主な抗てんかん薬の中でも、現在臨床で使用する頻度が高い抗てんかん薬は、

①バルプロ酸(略称:VPA、商品名:デパケン®、セレニカ®)

②フェニトイン(略称:PHT、商品名:アレビアチン®、ヒダントール®)

③フェノバルビタール(略称:PB、商品名:フェノバール®)

④カルバマゼピン(略称:CBZ、商品名:テダレトール®)

てんかんの発作型別に選択する抗てんかん薬

以下にはてんかんの発作型別に、この4剤を主軸に私が抗てんかん薬を選択していく際のおおよその目安を示しました。
1.部分発作

単純発作:カルバマゼピン、フエニトイン、バルプロ酸のいずれか

複雑部分発作:①カルバマゼビン
②①が不適の場合フエニトイン、バルプロ酸のいずれか

2.全般発作

欠神発作:バルプロ酸、トリメタジオン、エトスクシミドのいずれか

強直間代発作:バルプロ酸、フエニトイン、カルバマゼビンのいずれか(小児の場合フエノバルビタール)

ミオクローヌス発作:バルプロ酸、クロナゼパムのいずれか

★基本は単剤での治療だが、効果不十分の場合はゾニサミドゃクロバザムを併用投与する

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