弱肉強食の風潮でイライラになっている日本人は心を病み、お金が幸せだと思う。自分の幸せの尺度と持とう!

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水谷 修
日本の教育者、元高等学校教諭であり、児童福祉運動家、ならびに教育評論家。水谷青少年問題研究所所長、花園大学社会福祉学部臨床心理学科客員教授、上智大学文学部哲学科非常勤講師。ペスタロッチー教育賞受賞。

水谷 修は、「日本でも弱肉強食の風潮が強まり、世の中が常にイライラしている。大人はそれを子供たちにぶつけないで。」と言いました。

こんな話を言う動機は何ですか。なぜですか。

実は多くの人の認知で「日本でも弱肉強食の風潮が強まり、世の中が常にイライラしている。」

「今この国では、100万人がうつ病と診断され、1100万人、つまり国民の一割が心を病み心療内科や精神科、神経科で治療を受けている。僕はこのままでは日本は減びるんじゃないかと危機感をもっています。」と言う話は事実です。

確かに現在の日本はそうです。これために、多くの人々はだんだん不安になってしまいます。さらに心の病も出る可能性が高いです。今回は水谷 修さんのアドバイスから見ましょう。

実際、みんなが平等なわけがないんだよね。生まれた環境や身体的特徴、持って生まれた能力は、一人ひとり全く違う。だから僕は「やればできる」とは絶対にいわないよ。

そう考えたきっかけは、肢体不自由な子供が通う高等部にいた時のこと。

僕は世の中を変えるような人を作りたくて、教員になったのに、毎日、ご飯を食べさせたり、オムツを替えたりするばかり、とふてくされていたんだ。

ある時、僕が担当している子供がうんちを漏らして、ついシャワーの温度を確かめずにお尻に冷水をかけてしまった。

彼が「ギャッ」て声を上げた瞬間、先輩教員に殴られて、「生徒かた求めらたことをやるのが教師だろう」と説教されてはっとした。

それから心を入れ替えたんだ。子供たちの求める声に応えていくこと、そして一人ひとりをよく見えることの大切さに気がついた。

たとえば、車椅子に乗っている子が「将来大リーグでホームラン打つんだ」と夢を持ってどんなに頑張っても、さすがに実現には遠いよね。

そんな時「お前にはそれは無理かなあ。でも、これならできるよ」と一緒に考える、寄り添う。

それぞれが必死にやって、それがその子のベストなら、それでいいし、すごいことなんだ。

これが本来の教育のあり方だと気がついたんだ。”

“それには社会の流れを見なければならないでしょう。

1990年代バブル経済があって日本全体がお金に踊らされて、物を持つことが最上と言う一つの価値観に染まった。

そして、バブル経済の長い続いた不況の中で、金持ちはより金持ちに貧しい人はどんどん貧しくなって、日本でも弱肉強食の風潮が強まってきた。

社会全体が夢を見られなくなり、世の中が常にイライライライラしていて、そのイライラを弱い存在である子供たちぶつけてしまう

それを防ぐのは難しいから、せめて児童相談所や警察などの職員に、するべき仕事をきちんと果たして欲しい。

今この国では、100万人がうつ病と診断され、1100万人、つまり国民の一割が心を病み心療内科や精神科、神経科で治療を受けている。

僕はこのままでは日本は減びるんじゃないかと危機感をもっています。”

“無理かもしれないな。

でも唯一あるとすれば、「日本的な価値観」を取り戻すこと。

たとえば、親戚に農業をしている者がいるけれど、腰が曲がっても毎日畑を耕していて「自分の食うもん自分で作れて、定年退職もなく、人様に迷惑かけることもない。一生懸命働けば、冬場に湯治で2泊3泊で温泉にいける。本当にいい人生だよ」と言うの。

こういう価値観が今、失われつつあるんだよ。

人間が100人いたら本来は100の価値観があるはずなのに、「大学受験に失敗したから不幸」「お金がないから不幸」と幸せの基準が画一化されてしまっている。

それぞれが幸せの尺度を持ち、お互いにそれを認められるようになれば、日本も暮らしやすくなる。”

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