抗うつ病へのQ&A じっくりしっかり治療して再発させないことが大切だ

Q:抗うつ薬は飲み出してどれぐらいで効いてきますか?

A:効果がいつ現れるか、というのは非常によく聞かれる質問です。

抗うつ薬の種類によって若干差がありますが、おおむね2週間で少し変化が感じられると思います。

実際にうつ状態のつらい症状がちよっと楽になったかなと実感できるのには、6〜8週間ほどかかります。

うつ状態になるのにも相当な期間を経て症状として現れているので、同じかそれ以上の余裕をもった治療期間が必要だと考えてください。

私の臨床経験では、うつ状態の兆候があってから受診に至るまでには(初発例で)最短で4週間、平均で6〜7週間、長い人になるとすでにうつ状態になって3か月以上も経ってから受診される人もいます。

どんな病気でも回復を急ぐのは当然とは思いますが、じっくりしっかり治療して再発させないことが大切です。

Q:抗うつ薬の副作用は我慢するほうがよいのですか?

A:どんな薬でも副作用はありますが、耐えられるものとそうでないものがあります。

我慢するかどうかの見極めは、治療を妨げるほどの副作用かどうかです。

副作用に対して対処療法がある場合は、私はできる限り副作用を確認してから対処するようにしています。

副作用が治療への印象を悪くするというので、医師によってはあらかじめ副作用対処薬(制吐剤など)をセットで処方するようにですが、私は予約的に対処薬を投与することはしません。

その理由は3つあります。

代謝への負担を考えればできる限り少ない量の薬が好ましいこと

②患者さん経済的な負担をかけたくないこと

中止後発見症状のところで説明したように、

服薬初期に副作用が出現した場合、抗うつ薬を止めるときにも中止後発現症状が出現する可能性が高いという知見から、その予測を立てるためにも副作用反応過度のように出現するのかを見極めたいこと。

このような理由を、どのような副作用が起こるかと共に説明するようにしています。

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