精神科の薬はあなたの身体で何をするのか

声を寄せてくださったのは医療関係者ではありません。当サイトは現在治療を受けていらっしゃる当事者の方からもたくさんの質問や意見をちょうだいしました。そのなかに、次のようなものがありました。「長い間薬を飲んでいますが、少しもよくならないのです。現在の薬は間違えっているのでは似でしょうか。どんな薬が私には会うのでしょうか」。この答えは該当するような話が表示しています。そしてこの質問は、多くの当事者や家族が抱いているものでありましょうし、また現在の精神科薬物が包含する問題を端的に示しています。
「治療を受ける」と言う方があるように、一般的に“治療”には、医寮者が病気を取り除いてくれると言った“受け身”なイメージが伴います。ですから“治療薬”に対して、「病を根底から治してくれるもの」と言うイメージをもつのも当然です。
しかし精神科の薬については、そのイメージを若干修正していただかなければなりなせん。
メンタル障害はほとんどの場合、脳内におけるニューロンネットワークにおける機能不全、つまりはつまりは神経伝達物質量の変化が原因で発現します。人間にはその問題は自己修復する機能が備わつていますが、その機能がうまくはたらないときの “補助”や、その能力を“増強”するのが精神科の薬の役割になります。
つまり、メンタル障害から回復の主体は「自身に備わった機能」なのです。精神科薬物療法はその回復をサポートするものであり、さらに正確にいえば対症療法に過ぎない(症状は改善させても、病気の原因のものを取り除くものではない)のです。
このような精神科の薬の本当の役割を理解すれば、他力本願ならぬ、薬力本願という、薬に頼りすぎた治療にはならないはずです。

最近“治らないうつ”が問題になっており、多くの方はうつを訴えて来院されます。精査してみると、実際には抗うつ薬が合っていないのではなく、本来もつ自己の回復力が発現されず、認知の 障害を起こしているケースがほとんどです。
そのような人たちには、精神科の薬の本来の役割と、人に備わった回 復の機能のことを説明し、「薬が治してくれるのを待つ」のではなく、「自分自身に備わった機能を最大限に発揮させ、メンタル障害を克服していく」ことを治療指針に決めます。するとそれだけで、患者さん自身に能動的に治療に参考する姿勢が生まれてきます。何年治療を受けても 改善しなかったケースが、そうした説明をするだけで、処方内容を変えていないにもかかわらず、回復を見ることが少なくないのです。
精神科の薬とは何なのか。あなたの身体のなかで一体何を行づている のか。薬ができることとできないことの範囲は—。そうしたことについて正しい知識をもつことが、精神科の薬の効果を最大限に引き出すこ とにつながると考えます。
当サイトは抗うつ薬・睡眠薬・抗精神病薬・抗てんかん薬・老年期に使う薬・その他の精神科の薬という5つ方面から精神科の薬を容易に理解できるように具体的に説明します。ご参考してください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする