要注意!認知症の危険度」カテゴリーアーカイブ

認知症治療薬を服用してから、どれくらいで効果が現れるか?重い副作用があるかを解説します。

どれくらいで効果が現れるか

効果を発現するとき、それを実感するのも家族です。3〜4週間で少し変化がみられ、6〜8週間で少し効いていると実感するようです。

ご家族の言葉を引用すれば、「会話のなかで表情が豊かになり疎通がとれていることがわかる」「何度も同じことを言ったり聞いてくることが少なくなった」「自分から何かをしようという意欲がみられるようになった」といったように効果を実感されるようです。

かなり軽度のうちに治療を開始し効果がみられた患者さんでは、患者さん自身が記銘力の改善や記憶想起が早くなった(特に人の名前や物品の名称が思い出せるようになった)と言われることもあります。

重い副作用は?

アセチルコリンの分解を阻害するという特徴上、ドネベジルの副作用で比較的よくみられる副作用に、嘔気や嘔吐、食欲不搌、腹痛や下痢があげられます。

重い副作用は稀ですが、全くないわけではありません。最も重い副作用には、徐脈やそれに伴う失神があげられます。

その他には消化性潰瘍の既往がある方は胃潰瘍の発現(再発)率が高いと報告されています。頻度はさらに少ないのですが、最近横紋筋融解症の報告もあります。

認知症症状の改善は望めても、 認知症の進行を止める薬ではない

アルツイマー型認知症とは

アルツイマー型認知症とは、広範な脳細胞の衰退によって起こる認知症症状です。

記銘力障害にはじまりゆっくりと進行します。画像検査ではにはじ奥上の脳の中心近くにある記憶を司る海馬の萎縮が特徴的で、これは病初期からみられます。

1970年代から80年代にかけて記憶や認知機能とアセチルコリンの関係がわかり、認知症症状がアゼチルコリンの欠乏によるのではないかといで仮説がてられました。

この仮説をもとに開発れたのがアセチルコリン分解酵素阻害薬です。

認知症症状の改善は望めても、認知症の進行を止める薬ではない

現在日本で認知症(アルツバイマー型認知症)に有効であるとされ、処方可能な治療薬に、アセチルコリン分解酵素阻害薬のドネべジル(アリセブト®)があります。

認知症の治療薬というと、認知症自体が改善して、もとに戻るイメージを頭に浮かべてしまいますが、アセチルコリン系神経機能の改善は認知症の“記憶”や“認知”面の改善に過ぎず、病気の本質を改善できるわけではありません。

アセチルコリン分解酵素阻害薬は認知症の特効薬のようなイメージで処方を希望される患者さんやご家族がいらっしやいますが、あくまで対症療法であって、 限界があるといわれていることを理解してください。

認知症の進行につれて効果が減弱することが必然だ

私の経験でも、認知症の進行をゆるやかにすることはあっても完全に改善することはなく、3~5年で効果が減弱するケースがほとんどです。

私に、担当したアルツイマー型認知症患者さんに、日本で発発(1999年11月末)されて即投与を開始したのですが、残念ながら現在でも効果が続いている患者さんはいません。

海外の研究でも、投与して5年程度でその効果が頭打ちになったり、減弱したりすると報告されています。

新しい認知症治療薬が登場してくる

ガランタミン(レミニール®)やメマンチン(メマリー®)などの、中等度から高度の認知症症状を改善する効果が期待される新しい認知症治療薬が登場してくると思われます。

臨床現場での効果の報告に関心が寄せられます。

脳の活性化に有効な指の刺激 転倒・認知症を予防できる

 

1.指先の屈曲・伸展
①足を肩幅に開き、自然に立って肘を90度程度に曲げる
②指を伸ばす
③指に力を入れ、第2関節を軸にしっかりと曲げる
④指を伸ばす
⑤指先だけに力を入れて、屈曲・伸展を10~15回反復する。

 

 

 

2.両手の指の押し合わせ
①両手の指先を胸の前で合わせる
②両手の指をゆっくりと押しながらつけ根までを合わせ5秒間押した後、緩める動作を反復する
③指先を合わせたまま肘を少し持ち上げると刺激が大きくなる

 

 

 

3.指反らし

①片方の指をもう一方の手で持つ
②肘を伸ばす
③親指を除く4本の指のつけ根の関節を、息を吐きなが
らゆっくりと手の甲側に反らす
④5秒程度反らした後、緩める
⑤5~10回反復後、手を交代する

「あれ、これ」症状と認知症の違い 認知度の危険度もアップするチェックリスト

「あれ、これ」症状は認知症になってしまう?

最近、会話の肝心な部分が「あれ、これ」になっていませんか?

人名、地名など固有名詞が出てこない「あれ、これ」症状は、ときめき世代に特有の悩みです。

この先、認知症になってしまうのでは、と悩む方も多いようです。

でも、大丈夫です。脳は何歳からでも成長し、若返らせることができるのです。

認知症と「あれ、これ」症状の違い

今回は認知症と「あれ、これ」症状の違いを紹介します。そして、文章の後ろにチェックリストを付いています。ご利用してください。

「ほら、あれ、何だったっけ?あれよ、あれ」と言う「あれ、これ」症状です。

「ときめき世代」の皆さんはもう経験していらっしゃるのではないでしょうか。

実際、50代以上の方々から、「人の名前やこゆう名詞が出てこなくなってきたし、物忘れもひどいです。このまま認知症になってしまうのではないか?」と言う質問をよく受けます。

以前ならすらすら言えた人名、地名が出て来ません。

しかもその頻度が上がり、この先の老後に不安を覚えるのでしょう。

でも、安心してください!年齢を重ねていくと、これまで蓄積された情報量が膨大になっているのは当然のことです。

その中から、人の名前や物の名前を即座に引っぱり出すことが難しくなるの当然のことなのです。

医学の見地から分析する

医学の見地から言えば、「あれ、これ症状」と「認知症」は全く別のものです。

時間が経つにつれて“何を食べたか”と言う記憶があいまいになることが「物忘れ」、“食べた”という記憶が脳に残らないのがアルツパイマー病を含む「認知症」です。

「あれ、これ症状」は、ご自分が物忘れをしていると言うことを認識できていますし、いったん記憶できているからこそ「あれ、これ」となるわけです。

チェックリスト

こんな人は「不健康脳」です。認知度の危険度もアップします。

☐1.毎日、単調な生活をしている

☐2.昼夜逆転の生活が多い

☐3.睡眠時間は6時間以下

☐4.仕事を家に持ち込んでいる

☐5.土日もパソコン、スマートフォンが手放せない

☐6.一年以上、旅行に行っていない

☐7.最近、山や海にいっていない

☐8.利き手しか使っていない

☐9.この一週間で新しい出会いがない

☐10.この一年、新しい習い事をしていない

☐11.最近、デパートで衣服を見たり買ったりしていない

☐12.ボランティア活動には参加していない

☐13.毎日神様に手を合わせる習慣がない

☐14.大笑いすることがない

☐15.夜、月や星を見ていない

☹8項目以上「はい」と答えた方は脳が偏った使われた方をしている「不健康脳」かもしれません。

放置すると脳が劣化し、いずれは認知症になる恐れも。何歳からでも遅くありません。

今日から「脳活」を始めましょう!