抗精神病薬薬理作用の説明

現在も新薬は開発され続けていますが、いずれも統合失調症の原因そのものにはたらきかける根治療法ではありません。あくまで対症療法ですので、長期問服用し続けなければならないことに変わりはありません。

再燃を抑えるには継続した抗精神病薬の薬物療法が最良の方法となります。ですから、いかにこの薬物療法が適正にかつ効果的に行われるかが治療成功の鍵となります。

抗精神病薬の評価は、医師が診察したときの情報だけで行うのでなく、患者さんを支えるすべての人からの情報を交えて、総合的に判断して評価することが必須となります。日常の動き(生活の様子)などは、医師には知り得ない大きな情報なのです。その情報をより洗練したものにしていただくためにも、ぜひ抗精神病薬のことをよく知っていただければと期待しています。

紹介した副作用のなかには、発見が遅れると致命的な問題となるものもあります。患者さんの行動のなかに副作用発現のサインがあることも紹介しました。それらを読者の皆さんの素晴らしい観察と洞察で早期発昆し、患者さんのQOLを今ま で以上に向上させるサポートをしていただきたいと思います。

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